第115章 顧靖澤が邪悪すぎる

林澈は部屋に戻ると、急いで寝室に入り、まずシャワーを浴びて、彼の匂いを体から洗い流した。

  このろくでなしの顧靖澤、まったく死にそうだ!

  彼がどうしてこんなに……こんなに邪悪で、こんなに憎たらしいのか。

  本当に恥ずかしくて死にそうだ……

  彼女は布団で頭を覆い隠した。くそっ、くそっ、くそったれの顧靖澤……

  顧靖澤はトレーニングの後、そのままジムで体を洗った。

  冷たい水を浴びると、体がようやく少し楽になったようだ。

  一瞬、手にはまだ彼女の香りが、彼女の感触が残っているようだった。

  その感覚は、嫌なものではなかった。

  目を閉じても、体の興奮を静めることはできなかった。

  くそっ。

  シャワーの水量を上げ、彼はほとんど全身を冷たい水に浸して体の異常を鎮めようとした……