林澈は部屋に戻ると、急いで寝室に入り、まずシャワーを浴びて、彼の匂いを体から洗い流した。
このろくでなしの顧靖澤、まったく死にそうだ!
彼がどうしてこんなに……こんなに邪悪で、こんなに憎たらしいのか。
本当に恥ずかしくて死にそうだ……
彼女は布団で頭を覆い隠した。くそっ、くそっ、くそったれの顧靖澤……
顧靖澤はトレーニングの後、そのままジムで体を洗った。
冷たい水を浴びると、体がようやく少し楽になったようだ。
一瞬、手にはまだ彼女の香りが、彼女の感触が残っているようだった。
その感覚は、嫌なものではなかった。
目を閉じても、体の興奮を静めることはできなかった。
くそっ。
シャワーの水量を上げ、彼はほとんど全身を冷たい水に浸して体の異常を鎮めようとした……