彼女の柔らかさに触れ、林澈の顔が一瞬凍りつき、全身が震えた。酔いのせいで、彼女はより大胆になり、声も艶めかしくなっていった。
彼は彼女の軽い喘ぎ声を聞きながら、全身がさらに力が抜けていくのを感じた。
林澈を見つめ、思わずシートを倒し、そっと彼女を車の中で押し倒した。
林澈は全身がしびれるように感じ、思わず時折軽く喘いでしまう。頭の中では彼の一つ一つの触れ方を感じることができるのに、体は制御できなかった。
一分一秒が、まるで甘い夢の中にいるかのようで、目を覚ますのが惜しくなるほどだった。
顧靖澤は彼女の表情を見て、彼女を喜ばせることができて嬉しく思った。
彼女が時折見せる素直な感情や、彼に心を奪われそうになる姿を見るのが特に好きだった。
それは彼にとって最高の褒め言葉のようで、他の何よりも満足感を与えてくれた。
そして今、彼には衝動があった。彼女をもっと幸せに、もっと気持ちよくさせたいという。
そこで、彼は彼女を車の中に押し倒し、唇で彼女の体を伝って、下へと降りていった……
林澈はその感覚を想像することができず、ただ彼にしがみついて、「何をしているの……」
「シーッ、ご褒美だよ……」
「これが……これがどこがご褒美よ……」
「僕があなたに仕えているんだ。ご褒美じゃないの?」
「違う違う、あなた……」
林澈は彼を押さえつけ、どうしても下へと続けさせまいとした。
どうしてそんなことを……
しかし、顧靖澤は彼女の両足をしっかりと押さえつけた。
「動かないで!」
「でも駄目、駄目よ!」林澈は、最も私的な部分を男性に完全に晒すなんてあり得ないと思った。
しかも、この男は顧靖澤なのだ。
顧靖澤は両手で彼女の足を開きながら、林澈の顔を見つめた。「いい子だ、林澈。僕を見て。」
林澈の顔は既に真っ赤で、広がった赤みは顔全体を腫れたように見せ、intact な肌は一つも残っていなかった。
「君は何度も僕を助けてくれた。今度は僕が君を助けたい。」
「うるさい、私は……私はあなたの助けなんて必要ない……」