第241章 莫惠苓への完全な嫌悪と絶縁

「なぜ私を見つめているの」林澈は言った。「早く行きなさいよ」

　　顧靖澤はただ微笑んで、彼女の腕に支えられながら、休憩室に入った。

　　彼は手を上げて「ここではダメだ、まだ気分が悪くて...」と言いかけたが、思い出すとさらに恥ずかしくなった。自分のこんな姿を他人に見られたことはなかった。

　　顧靖澤は常に自尊心が高く、そうする資格も十分にあった。誰の前でも優雅で落ち着いていたのに、今はこの病気のせいで...

　　弱みを見せるのが嫌いな彼は、今、人に嫌われているような気がした。自分のこんなひどい姿を林澈に見られたくなかった。

　　林澈は彼の手を押さえて「中にいるとつらいでしょう。ここに桶があるから、吐きたくなったらここに吐いて。私が後で捨てるから。それと、ここに水があるから、口をすすいでね」