顧靖澤は言った。「君が俺に償いたいなら、それもいいよ。ただし、君が……」
顧靖澤の体が彼女の両脚の間に押し入った。
林澈は慌てて無意識に周りを見回した。
人はいなかったが、背中はそれでも冷たく感じた。
「もういいでしょ、何してるの、ここで……」
彼女は両脚を閉じようとしたが、彼がすでにその間に入り込んでいたため、閉じようとすればするほど、彼をより強く挟み込むことになった。
「何だよ、そんなに急いで、もう挟み始めたの?さっきまで二度と触れさせないって言ってたのに、もうガマンできなくなったの?」
「うるさい、そんなんじゃない!」
「安心して……まだ入れてないよ。そんなに急いで挟まなくていい。後で入れたら……どんなに強く挟んでもいいからさ。」
「あ、あなた、顧靖澤、私は……挟んでなんかない……」
しかし、彼女はすでに彼の手が背中を下から上へと這い上がり、服を押し上げ、胸の位置まで露出させたのを感じていた。彼は目を輝かせて、彼女のそんな美しい姿を見つめていた。
林澈は慌てて自分を隠した。
彼は笑いながら林澈を見て、この馬鹿な子は、こんな風に隠すような姿の方がより魅力的だということを知らないんだな、と思った。
彼は我慢できず、彼女のへそから始めて、唇で一つ一つ上へと這い上がっていった。
林澈は突然頭を上げ、目の前の男が彼女の全注意を引き付けているのを感じた。
頭を後ろに傾け、大きく息を吸ったが、それでも全身が酸素不足のように、徐々に緊張してきた。
彼の一つ一つの動きに合わせて、さらに耐えがたくなっていった。
その唇が上の谷間に留まり、大きな手が大きな熱を残しているのを知った。
彼女は唇を噛みながら、声を漏らしてしまった。
しかし急いで首を振り、「だめ、だめ、ここじゃだめ……」
彼は顔を上げ、彼女のその慌てふためいた表情を見て笑い、逆に唇で彼女の唇を押し潰した。
魂の奥底まで届くようなキスに、彼女はほとんど崩れそうになった。
しかし、彼はそのタイミングで止めた。
彼女を見て笑いながら、慎重に服を下ろして言った。「わかったよ、ここじゃだめだって……」
本当は彼女を逃がしたくなかったが、ここは結局のところ病院だった。