第478章 これは決闘のリズムだ

司徒瓊は言った。「いいよ、一時間後にQ大学の練習室で。準備する時間をください」

顧靖澤は「いいよ、一時間だ」と答えた。

司徒瓊は言い終わると、振り返って林澈を見つめ、「応援に来てくれるよね?」と尋ねた。

林澈は驚いて彼を見つめ、何をしているのか分からず、「司徒、やめて。こんな勝負する必要なんてないでしょう」と言った。

しかし、彼女の言葉が終わらないうちに、顧靖澤に引っ張られてしまった。

司徒は顧靖澤を見て、また林澈に向かって「心配しないで、手加減するから。フェンシングは紳士のスポーツだから、程々にするよ」と言った。

顧靖澤は冷ややかに笑った。

林澈は呆れて顔を上げ、「顧靖澤、もうやめてよ。子供じみてるわ」と言った。

顧靖澤は前方を淡々と見つめながら、「なに、司徒を傷つけるのが心配なの?でも、諺にもあるように、剣に情けなし。その時になったら、その時考えよう」と言った。