「……」林澈の顔が更に赤くなった。「靖妍、あなたも下品すぎるわ!」
そのとき、顧靖澤が入ってきた。「何を話してるんだ?そんなに楽しそうに笑って」
「私たち、一緒にボウリングに行こうって話してたの。行きましょう、お兄さん。新しくできたショッピングモールのボウリング場よ」
顧靖澤は「いいだろう」と言った。
彼は、出かけるのもいいだろうと思った。彼女が不機嫌にならないように。
たとえ二人が互いを信頼していても、やはり心の中では不快な思いをするものだ。
彼自身が不快に感じているのだから、まして林澈はなおさらだろう。
顧靖妍はそれを聞いて飛び上がり、すぐに車の準備に向かった。
ついでに林澈に言った。「ほら見て、お義姉さんを連れていけば、お兄さんはどこにでも行くのよ」
「どういう意味……」と林澈は尋ねた。