「沈月月と趙婉婷が学校から退学させられたって聞いたわ。それに、杜澤の家の会社も一夜にして破産したんですって。これって全部私の神様がやったの?」
喬綿綿は少し困ったように自分の親友を見た。
薑洛離が墨夜司に会ってから、墨夜司が彼女の心の中で新しい神様になったと宣言したのだ。
彼女が今まで好きだった全ての神様の中で、ランキング1位。
昨日まで彼女の神様は人気イケメン俳優の塗一磊だったのに。
こんなに簡単に変わるなんて、スピードが速すぎる。
「うん、彼がやったの」喬綿綿は薑洛離と仲が良いので、彼女に対しては隠し立てしなかった。
「わぁ」彼女の言葉が落ちるや否や、薑洛離が胸に手を当てて夢中になって感嘆した。「私の神様ってすごすぎるわ。まさにツンデレ社長よね。誰かを冷たくしろって言えば、その人は冷たくされちゃうの。これで沈月月と彼女の義理の兄弟は完全にバカを見たわね。この結末、本当にスカッとするわ」