墨夜司は横に寝返りを打ち、彼女を腕の中に抱き寄せ、汗ばんだ額にキスをしながら、かすれた声で言った。「ベイビー、大丈夫?今回の僕のパフォーマンスは満足してくれた?」
ようやく前の恥を晴らし、雪のような小さな人が疲れて動くこともできない様子を見て、墨夜司の眉や目尻には得意げな笑みが浮かんでいた。
今回は、きっと彼女を満足させられただろう。
さっき、彼もそう感じたのだから。
喬綿綿は我に返り、先ほどの激しさを思い出して、頬を赤らめながら彼の胸に顔を埋めて、恥ずかしくて彼を見られなかった。
ああ、なんて恥ずかしいんだろう。
最初は抵抗していたのに、だんだんと本当に痛みが和らいでいった。
墨夜司の腕にしがみついて離さず、積極的に応えていた人が自分だったなんて、認めたくもなかった。