第066章 碰瓷に遭う

「お嬢さん、このガラス種の翡翠、3000万円で買い取りますが、どうですか?」と傅おじいさんが言った。

「いいですよ」顾宁は特に意見はなかった。この価格は適正で、誰も損をすることはないからだ。

今や、顾宁の手元にある資金を合わせると、約2億7、8000万円になっていた。

「ハハハ!お嬢さんの決断が早くて良いね。よし、すぐに送金しよう」顾宁の素早い決断に、傅おじいさんの彼女への好感度がさらに上がり、すぐに電話をして送金した。

「お嬢さん、もし良ければ、私を傅おじいちゃんと呼んでくれないか。これからは何か必要なことがあれば、遠慮なく傅おじいちゃんに言ってくれ。できることは必ず手伝うよ」傅おじいさんはこう言って、本当に顾宁という若い友人を大切に思うようになった。

多くの人を見てきた彼は、当然顾宁が普通ではないことを見抜いていた。将来きっと大成する人物だと。