「何?電源を切ったの?この顾蔓、随分大胆ね!」顧おばあさまは聞くや否や、ひどく怒った。顾蔓に対して、顧おばあさまは完全に傲慢で反抗を許さない態度で、相手の気持ちを考えたことなど一度もなかった。
「顧晴に電話してみたら?」林麗娟が提案した。
それを聞いて、顧慶祥はすぐに携帯を取り出し、顧晴に電話をかけた。
顧慶祥からの着信を見て、顧晴は当然顾蔓のことを尋ねるのだと分かった。
顧晴は顾蔓をかばっていたが、顧慶祥とはそれほど大きな対立はなかったので、出ないわけにもいかず、電話に出た。
それに、顧慶祥が一体顾蔓に何を求めているのか知りたかった。良くないことだと分かっていても、知っておけば備えられるのではないか?
「顧晴、顾蔓は君と一緒にいるか?」顧晴が電話に出るや否や、向こうから顧慶祥の声が聞こえてきた。しかも、口調はかなり悪かった。