第168章 冷さまが不眠症になった

腰まで伸びそうな髪を乾かした後、適当に結んだ。食事の邪魔にならないようにするためだ。

そして、顾宁は鍵と携帯を手に取り、外出した。向かいの顧晴の家へ行った。

姜旭もいるのを見て、気遣うように尋ねた。「おじさん、お帰りなさい。順調でしたか?」

「すべて順調だよ。明日の午後には建材が届くし、明後日には開業できる」姜旭は嬉しそうに言った。とても喜んでいる様子だった。

「それは良かった」順調だと聞いて顾宁は安心した。

それから、顾宁はキッチンに行き、忙しそうにしている顾蔓と顧晴を見て、尋ねた。「何か手伝うことある?」

「大丈夫よ、もうすぐ終わるから。座っていてね」顧晴が言った。

「そうだ、美容院のことはどう?何か困ったことはない?」顾宁は心配そうに尋ねた。

「みんな順調よ。ただ最初は少し慣れなかっただけ」顧晴が言った。