第180章 投稿を削除して謝罪する

教師として、このように疑われるのは、まさに屈辱だ。

彼女は自分が少し疑問を表しただけで、顧寧がこれほど多くの言葉で彼女を黙らせるとは思いもよらなかった。

しかし、顧寧の言葉はまだ終わっていなかった。方琴に話す機会を与えず、顧寧はさらに続けた。「今回のスキャンダルについては、呆れるしかありませんね！」

「高級車から降りてきた女子学生は、みんな問題があるということですか？親戚や友人が送ってきたのではないのですか？貧乏人には裕福な親戚や友人がいてはいけないのでしょうか？それに、たった1枚の写真で、車の持ち主も見えず、男性か女性かも分からないのに、私に問題があると断定するのですか？これらすべてが分からないのに、方せんせいはなぜ私が悪いと思い、自分を大切にしていないと言うのでしょうか！方せんせいは教師として、物事が明らかになる前に判断を下すのは非常に不合理だということをよく知っているはずではないでしょうか？」

今度は、方琴は吐血しそうな気分になり、恥ずかしさと怒りで、非難した。しかし、その非難は張秋華に向けられた。「張秋華、これがあなたが育てた生徒ですか、こんなにも目上の人を軽んじて……」

「私の言っていることは間違っていますか？」顧寧は反問し、同時に質問した。

顧寧が師を敬う道を知らないわけではない。しかし、敬うべき相手が先に師としての態度を示すべきではないだろうか！しかし明らかに、方琴には教師としての自覚がないので、彼女顧寧が尊重する価値はない。

「顧寧さんの言っていることに間違いはないと思います。方せんせい、事情がはっきりしない前に軽々しく判断を下すのは良くないでしょう」江遠が言った。顧寧を擁護するわけではなく、ただ事実を述べているだけだった。

「あなたは……」方琴はさらに怒りを募らせたが、反論することができなかった。

実際、方琴も是非をわかっていたが、彼女の性格はそういうもので、変えることは難しかった。

方琴は面目を失い、これ以上いられなくなった。冷たく鼻を鳴らして出て行った。

方琴の干渉がなくなり、張秋華はようやく顧寧に尋ねる時間ができた。「事情を知りたいのですが、どういうことなの？」