「そうね!主に種類が豊富で、これはめったにないことよ。この『翡翠美人ジュエリー』のオーナーはきっととても裕福で、コネクションも広いわ。でなければ、これほど多くの種類のヒスイを手に入れることはできないし、しかもすべて中上級品以上なんだから」陸奧くさまも感嘆して言った。
彼女たちはヒスイが好きだったので、当然ヒスイの由来についてはよく知っていた。ヒスイはすべて賭石から生まれるのだ。
賭石は、ギャンブルよりも難しい賭けだ。いわゆる神仙でさえ玉を見分けるのは難しく、99%は当てずっぽうだ。
1%は、十分に専門的な賭石の知識を使って探究するが、それでも中にヒスイがあるかどうかを必ずしも判断できるわけではない。ただ、当てずっぽうよりも確率が高いだけだ。
「媛ちゃん、G市に行ってみない?」郝夫人が提案した。
「いいわね!すぐに航空券を予約して、午後には行きましょう」陸奧くさまも興奮気味だった。
この二人の素早い行動に顾宁は少し不安になったが、止めはしなかった。結局、彼女たちが行けるということは、特に用事がないということだろう。
どうせG市はそれほど遠くないし、飛行機でたった1時間ほどだ。
一方、郝然はこの二人の女性の素早い行動に慣れていて、ただ言葉を失うばかりだった。
食事が終わった後、郝夫人と陸奧くさまがG市に行くことになったので、みんな解散した。
郝然は顾宁に学校に一緒に戻るかどうか聞いたが、顾宁はすでに休暇を取っていたので戻らず、明日行くことにした。
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林麗娟は家に帰るとすぐに顧おばあさまに告げ口をした。顧おばあさまは顧晴と顾蔓がお金持ちになって、さらに美容院を買い取ったと聞いて、もう我慢できなくなった。
「なんてこと!この二人はお金持ちになったのに、姿を消して、この母親に孝行しようとも思わないなんて。まったく、嫁に行った娘は捨てた水も同然だわ。本当に白眼狼を育ててしまったわ!」顧おばあさまのこの言葉は、まるで顧晴と顾蔓がとても恩知らずで、親不孝であるかのようだった。しかし、彼女は自分が顧晴と顾蔓をどのように扱ってきたかを考えもしなかった。