一顿饭、顾宁と唐おじいさんは楽しく語り合い、唐おじいさんは顾宁に時間があれば海市に遊びに来るよう誘った。それも単なる社交辞令ではなく、心からの願いだったので、顾宁は承諾した。
海市と京城の発展は同等で、どちらも特別市であり、非常に繁栄している。
食事を終えた後、顾宁は唐おじいさんと別れた。
部屋に戻ると、顾宁は大人っぽい服に着替え、ハイヒールを履き、濃いメイクをし、自分でパーマをかけた。まるで別人のようだった。
そして、ホテルを出て、タクシーで賭石街へ向かった。
賭石街に着くと、乔娅に連絡を取った。彼らの店舗と解石機はすでに借りられていた。
賭石街には多くの空き店舗があり、大量の原石を買ったがすぐに運び出せない人のために用意されているからだ。解石機も同様だ。
そのため、高熠と乔娅が到着してすぐに、この件を解決することができた。
乔娅の指示に従って、顾宁はすぐに店舗の場所を見つけた。
顾宁が入ろうとすると、乔娅に止められ、冷ややかに言われた。「お嬢さん、ここは私有地です。部外者は入れません。」
「まあ!どうしても入りたいのですが!」顾宁は意図的に声を低くして言った。
それでも、殺し屋である高熠と乔娅は、通常の人よりも敏感なので、顾宁の声だとわかった。ただ、彼女の化粧と服装があまりにも違いすぎて、少し驚き、確信が持てなかった。「社長?」
高熠と乔娅に認識されたことに、顾宁は不満ではなく、むしろ満足していた。もし彼らが気づかなかったら、彼らの能力に疑問を抱かざるを得なかっただろう。
「喬さんは倉庫で見張っていて、高さんはカートを押して私と一緒に原石を買いに行きましょう。」顾宁は指示した。
「はい」二人は答えた。
そして、高熠はカートを押して、顾宁について出かけた。
顾宁は原石を見るとすぐに透視モードを起動し、ヒスイが入っている原石を見つけると購入した。
もちろん、顾宁はやりすぎないように気をつけた。上級品と極品の原石は見つけた分だけ取り、中上級品と中級品は半分だけ、中下品以下は一つも取らなかった。
一つの店舗の上級品原石は、0個から3個の間で、つまりないか、最大でも3個しかない。上品ヒスイはめったに見つからないからだ。