第275章 大量の原石を仕入れる

原石を仕入れに来る人たちは自分で一つずつ選ぶことができますが、原石は山積みになっているので、掘り返すのが難しいです。そのため、ほとんどの人は上の方から選ぶことになります。

しかし、顾宁はもともと善意で来たわけではありません。たとえ底の方でも、彼女は掘り返すつもりでした。どうせ掘り返すのは禁止されていないし、誰かが常に監視しているわけでもありません。

原石の山は、大小合わせて数万個ありますが、ヒスイが出てくるのはせいぜい百個ほどです。しかも、そのほとんどは下級品です。

今回、顾宁は中級品以上のヒスイを見逃すつもりはありません。

顾宁は鄭鵬にカートを押させ、自分で原石を選びます。

顾宁が原石を手に取るスピードはとても速く、選別している様子が全く見られません。そのため、工場のスタッフは彼女が掘り返しているのを見ても、何も言いませんでした。

彼女がいくら掘り返しても、ヒスイを見つけ出すことはできないだろうと思っていたからです。

鄭鵬の心中は非常に複雑でした。顾宁は賭石に独特の技術があり、ヒスイを当てる確率が高いと言っていましたが、彼女がキャベツを選ぶように原石を選んでいるのを見ると、本当にヒスイの入った原石を選び出せるのか疑わざるを得ませんでした。

単に原石を売るだけならまだしも、顾宁はヒスイの供給をするつもりなのです!

ヒスイの供給をするには、大量の原石を解石しなければなりません!

彼は顾宁のやり方を良く思っていなくても、何も言えませんでした。彼女は社長なので、彼女の好きなようにさせるしかありません。

2時間後、顾宁は中級品以上のヒスイが入っている原石をすべて選び出しました。2、3万個の原石の中から1300個以上のヒスイ入りの原石を選び出し、そのうち極品は20個でした。極品は本当に珍しいのです。

上級品は70〜80個、中上級品は300個以上、中級品は400個以上あり、残りはすべて中下品でした。

メーカーから直接仕入れる原石はそれほど高くありませんが、これら1000個以上の原石に7、8000万円かかりました。一部の石の大きさが比較的大きかったためです。

これら1000個以上の原石を積むには、中型トラック2台が必要でした。