第356章 年齢は問題ではない

そこで、顾寧の言うとおりに、ヒスイの玉ペンダントを劉璐璐に譲ることにした。「わかったわ!私には買えないから、欲しいなら買えばいいわ!」

白雪妍は貧乏という身分を全く気にしていなかった。なぜなら、他人の目に映る自分の姿など気にしていなかったからだ。

「ふん!買えないくせに見栄を張るなんて、いくら見栄を張っても金は出てこないわよ」白雪妍がお金がないと認めると、劉璐璐は得意げになり、勝ち誇った態度で白雪妍を嘲笑った。

彼女は自分が計算されていることに全く気付かず、自分の行動が如何に不適切かも感じていなかった。店員に向かって直接「包んでください」と言った。

そう言いながら、銀行カードを取り出して店員に渡した。

実は、このカードは劉璐璐の母親が彼女に渡したものだった。劉世坤は副市長として、たとえ汚職をするにしても、注意を払わなければならないことを知っていた。こんな愚かで派手なことはしないはずだ。