「もし信じられないなら、工商局で確認できますよ」顾宁は宋曼妮が信じたのを見て取ったが、それでもそう言った。
宋曼妮は深く息を吸ってから言った。「顧お嬢様がこんなにお若いのに、こんなにも素晴らしい実績をお持ちだとは思いもよりませんでした。私は本当に感服いたしました。顧お嬢様についていきたいと思います。ただ、私はD省ではなく、京城に行きたいのですが、京城の方にはどんなポジションがありますか?」
「グループ本社は京城にあって、まもなく内装工事に着手します。グループには財務部、人事部、マーケティング部、情報部、証券部があります。新しい企業なので、まだ誰も配置されていません。これらの部門のマネージャーポストから選べますが、その能力があることが前提です」
「もちろん、実践の機会も与えます。これらの職位の他に、風華エンターテインメント会社と翡翠美人ジュエリーの支店、盛華不動産も京城に会社を設立する予定で、その下に内装会社も持つことになります。グループ本社で働けば、昇進のチャンスもあります」と顾宁は説明した。