第471章 あなたの義理の弟は誰?

この二人は仲違いしてしまい、これでは、仲を取り持つのは難しくなってしまったようだ。

「寧寧に言いつけて、寧寧から義弟に伝えて、あなたが私を裏切ったって言わせようか」邢北が冷さまを恐れている様子を思い出し、曹文馨は脅すように言った。

「お前...」今度は邢北が言葉に詰まった。

「もういい、大の男が女の子と争うことないだろう!」邢宸は邢北を責めた。確かに、この件は曹文馨が悪いのだが、相手は女の子なのだから!

「俺が彼女と争ってるように見えるのか?最初から何も言ってないのに、彼女の方が先に俺のことを言い出したんだぞ」邢北は不満げに反論した。

「......」邢宸は言葉に詰まり、何も言えなくなった。

邢北もこれ以上追及するのをやめた。曹文馨が自分を標的にしなければそれでいい。

「そういえば、文馨、君の義弟って誰?」曹文俊は興味深そうに尋ねた。「いつから義弟ができたの?」