「す、すごい……」顾宁は認めざるを得なかった。冷少霆は本当に凄かった。彼女が耐えられないほどに。
顾宁の肯定的な反応を得た冷少霆は、さらに力を入れた。
「も、もう無理……」顾宁は泣きそうになったが、欲望に満ちた人の前進を止めることは誰にもできなかった。
このような時、彼女は霊気で体力を維持したくなかった。そうすれば意味が違ってくるからだ。だから彼女は本物の感覚を味わいたかった。
「寧寧、愛してる。本当に本当に愛してる」冷少霆は止まらず、顾宁は常に彼の欲望を掻き立て、骨の髄まで彼女を感じたかった。
「少霆、私も本当に本当に愛してる」
顾宁の告白に、冷少霆の動きはさらに激しくなり、顾宁は耐えられないほどの快感を感じながら、絶頂に達した。
……
翌日、顾蔓と顾宁は八時半に出かけ、姜旭は彼女たちをショッピングモールまで送ってから店に向かった。
今では、姜旭の建材店の商売は益々良くなっていた。特に顾宁の身分が明らかになってからは、関係を深めようと多くの人々が姜旭との協力を求めてきた。
たとえ協力関係を結ばなくても、友好的な関係を保とうとするため、今の姜旭は非常に忙しかった。
顧晴と顾蔓が風華豪邸を出発した時から、唐雲帆はずっと密かに後をつけていた。
この日も、冷少霆は早くに起きて顾宁の朝食を作ったが、顾宁は昨夜疲れていたため深く眠り、九時になってようやく起きた。
朝食を食べた後、また冷少霆に押し倒され、しばらく甘い時間を過ごし、十時近くになってようやくベッドから出て、身支度を整え、十時半に出発し、十一時に登皇ホテルに到着した。
……
一方、顾蔓と顧晴も食事の時間となり、レストランに着いて注文を済ませたところで、顧慶祥が突然現れ、顧晴と顾蔓からお金を借りようとしてきた。
「晴、蔓、兄さんは分かっている。以前、多くの間違いを犯したことを。でも、それは過去のことだ。私たちは兄妹なんだから、水に流そう。今回、会社の資金が非常に厳しくて、兄妹の情にかけて、助けてくれないか?」顧慶祥は今までにないほど低姿勢だった。
兄妹?そんな言葉を侮辱するようなものだ。彼は今まで妹たちを妹として見たことがあっただろうか?
幼い頃からの排除、いじめ、搾取はまだしも。