第523章 ナンパしに行こう

店員たちは顾宁を見かけると喜びの表情を浮かべたが、接客中だったため挨拶できなかった。

顧晴と顾蔓はアクセサリーの価格を見て、高額なのは予想していたものの、驚きを隠せなかった。顧晴は「なんてこと!高すぎる!この玉のペンダント一つで三十万円もするのよ!」と言った。

「そうね!これらは本当にお金持ちしか買えないわね!」と顾蔓も同意した。

「はっ!三十万?三十万なんて安い方よ。七、八十万、百万、千万円のものだってあるのに!本当に世間知らずね。お金もないくせに見に来るなんて、恥ずかしくないの?」顧晴と顾蔓の言葉を聞いて、横から女性の軽蔑した声が聞こえた。

まったく、どこにでも自意識過剰な女がいるものだ。

顧晴と顾蔓は再び気まずくなった。心中では不快に感じたが、確かに自分たちの態度は世間知らずに見えただろうと理解していたので、何も言わなかった。