第667章 これは天に昇る勢いなのか?

唐馨蕊は顾寧の写真を見たことはあったが、実際に会うのは初めてだった。認めざるを得ないが、顾寧は本当に美しく、稀に見る美しさだった。

美しいだけでなく、能力もあり、彼女は感心せずにはいられなかったが、同時に嫉妬も感じていた。

彼女が嫉妬したのはそれだけではなく、背が高くてハンサムな彼氏がいることにも嫉妬していた。その男性の容姿は、彼女を含む多くの女性の心を揺さぶるほどだった。

しかし、彼女は争う気はなかった。自分には無理だと分かっていたし、たとえ可能だとしても、彼らの立場では必然的に敵同士になってしまうだろう。

今回、唐馨蕊は馮鑫と一緒に来ていた。知り合って間もないが、関係は良好で、そうでなければ馮鑫が唐馨蕊を連れてくることもなかっただろう。

「顧お嬢様、翡翠美人ジュエリーの開店、おめでとうございます。ご繁盛を祈っております」と、皆が祝福の言葉を贈った。