「これは先ほど『翡翠美人ジュエリー』で見なかったものですね。まあ!二セットしか買わなかったのに、また魅了されてしまいました。特にあの赤いセットが素敵です。」
「私はあの緑のセットが好きです。とても気品があるように見えますね!」
「そうですよね?あれは翡翠の王様、エメラルドグリーンですよ!一番高価なのがエメラルドグリーンなんです。」
「そうだったんですね!なるほど、一目見ただけで高貴さを感じたわけです!」
「この『美貌』のドレスもこんなに素敵だとは思いませんでした。早く何着か注文したいですね!」
「そうですね!私も気づきましたが、このショーには順序があるんです。最初は清純な雰囲気で、次に優雅さ、そして高貴さへと。彼女たちが身につけている翡翠アクセサリーとの組み合わせが、本当に完璧です。」
「多くの人がブランド品を好むと言いますが、言われなければ、それがブランドかどうかなんて誰にもわかりませんよね!私は、好きで、似合えばそれでいいと思います。」
「その通りです!私もブランドなんて気にしません。自分が好きで、似合えばそれでいいんです。」
「······」
服やジュエリーはお金ではなく、お金を消費する商品なので、全ての人が好きになるわけではありません。でも、多くの人が好きになってくれれば、買うか買わないかに関係なく、それは成功と言えるでしょう。
ファッションショーはそれほど時間がかかりませんでした。二十分で終わり、発表会も終了しました。全部で一時間もかかりませんでした。
発表会は終わりましたが、まだ宴会が残っています。
そのため、皆は宴会場へと移動し、用事のある人は先に帰りました。
午後一時頃の食事は確かに遅いですが、仕方ありません。午後にすると、お客様に一度帰ってまた来ていただくのも不便ですから。
皆が着席すると、料理とお酒が次々と運ばれてきて、十数分で全て揃いました。
午後二時になると、皆が食事を終えて帰り始めました。
顾寧と冷少霆は唐海峰と雷おじいさんを車まで見送り、戻って皆の接待を続けました。