371 科学の道理

すると、彼は言った。「朝食はいらない。君が食べたい。」

雲詩詩はその言葉を聞いて、顔が強張り、諦めたように言った。「もう、参っちゃうわ。胃の調子が悪いのに、まだそんなに落ち着きがないの……」

「胃の調子だけじゃない、相思病にもかかってるんだ。知らなかったのか？」

この女性に触れていないのは、どれくらい経つだろうか？

もう回数も覚えていない。

ただ、体が常に彼女を求め、彼女を支配し、貫き、できることなら自分の骨肉に溶け込ませたいと叫んでいる。その味わいを、いったいどれほど長い間、味わっていないのだろうか？

切なく恋しい。

胃の具合が悪くても、体内の欲望が絶えず蠢いているほど、恋しくてたまらない。

彼は初めて禁断の果実を味わった青春期の少年のように、その味を覚えてしまった。

雲詩詩は少し苛立たしげに嗔んだ。「慕雅哲、あなたってならずものなの？体がこんな状態なのに、まだ……」

言葉は途中で止まり、どうしても続けられなくなった。ただただ恥ずかしく感じるばかり。

白い頬が羞恥で赤く染まり、彼女は目を伏せ、今すぐにでも地面に穴が開いて、この熱くなった顔を埋められたらいいのにと願った。

慕雅哲は彼女の顔に浮かぶ恥じらいを見て、面白く、そして少し可笑しくも感じた。

彼は自分が下半身で考える男ではないと自負していた。女遊びを好む放蕩息子たちとは違い、女性に対して常に自制心があり、むしろ潔癖症だったほどだ。

しかしこの女性は、まるで魅惑の香りを放つ妖艶な妃のように、男を魅了する術を持っているのだ。

古代であっても、どんなに賢明な王であっても、周幽王が褒姒のために烽火を上げて諸侯を欺いたように、美女の一笑のために国を危うくしただろう。

彼は彼女の首に手を回し、顔を近づけ、その端正な目で彼女の顔をしばらくじっと見つめ、自分の顔を彼女の髪に埋め、その清々しく魅惑的な香りを思う存分嗅ぎ、同時に、この抑制のために体が緊張して、ほとんど痛みを感じるほどだった。

男は鋭い目をゆっくりと開き、再びその玉のように美しい顔を見つめ、突然問いかけた。「俺とベッドを共にすることが、恥ずかしいことだと思うのか？」

彼女の顔が少し熱くなったが、何も言わず、どちらとも取れない様子だった。