第413話 誕生日なんて大嫌い

せっかく来たのだから、思いっきり楽しまなきゃね。

そこで、天に通じる塔、烽火の輪、氷山雪域と、スリル満点のアトラクションを次々と楽しんだ。ジェットコースターに乗って、急降下する勢いに乗じて、心の中の不満と悔しさを叫び声として発散させた！そうすることで、彼の心は少し楽になったようだった！

彼は決して弱い子供ではなかったが、今日起きたことは、確かに彼の心に傷跡を残した。

彼はずっと、女の子は純真でロマンチックなものだと思っていたが、宋恩熙の行動は彼の女の子に対する認識を完全に覆してしまった。

女の子なんて大嫌い！

宋恩熙なんて大嫌い！！

奕辰くんがジェットコースターから降りた時、少し体がふらついた。

今や日差しが徐々に強くなってきていた。彼は白い可愛らしい顔を上げて空を見た。今は太陽が高く輝き、気温も上昇していたが、どんなに強い日差しでも、彼の心の中までは照らせないようだった！