続いて、学校、病院、映画館、オペラハウス、体育館、遊園地、エコパーク、自然景観、そしてスーパーマーケット、マンジョウデパートの進出により、帝昇財團の影響力のおかげで、地下鉄とバス会社はこれを知ると即座に承認し、複数の路線を認可した。そのため、かつての辺鄙な郊外が一気に繁華な地域へと変貌を遂げた!
将来的には、商業金融の中心地になる可能性も高い!
錢少華は当然賢明な人物で、帝昇がこのプロジェクトをこれほど重視していることを見て、意気込んで大胆な改革を始めた!
販売開始前から不動産価格は急上昇し、予想通りいけば、このプロジェクトで大きな利益を上げられるはずだった!
かれは不動産業界では特別な理念はなかったものの、商人としての鋭い嗅覚と独自の視点を持っていた。帝昇の実力と先見性を信じ、大儲けを期待していた!
しかし、今回の一件で慕社長の機嫌を損ねてしまった!
これは大変なことになった。
帝昇グループはメディアを通じて、新区域の計画プロジェクトを一時停止し、すべての開発案件を一時中止すると表明した。
帝昇財團のこの一言で、他の投資事業者も足を止めることになった。
帝昇にとってはこれは何の損失でもない。結局その土地は帝昇が購入したものだから、いつ開発してもよく、早かろうが遅かろうが同じことだった。
一年や二年の遊休期間があっても、その損失など帝昇にとっては眼中にないが、錢少華にとってはそうはいかなかった!
このプロジェクトのために、かれは個人の全財産を投じ、さらにリスクを冒して融資を受け、自身の資産すべてを担保に入れていた。
帝昇について行けば間違いないはずで、将来の利益は十分な儲けになるはずだと考えていた!
しかし、帝昇のプロジェクトがこんなに簡単に停止されるとは誰が予想しただろうか?
かれのマンションプロジェクトは既に半分まで建設が進んでいた。帝昇が数ヶ月停止するなら損失は受け入れられるが、一年や二年も停止されれば、どれほどの損失が出るか分からない。もし慕雅哲が意図的に最後まで対立するなら、「破産」してしまうかもしれない!
この地域の価値は、帝昇が繁華な新区域として発展させる意向があることにあったのだ!
帝昇がいなければ、この地域の不動産価値の下落は想像に難くない!