写真?
海瑞の従業員のものはあるけど、絶対に外部に漏れることはないわ。でも、彼女がまだ海瑞の従業員なら、手に入れるのはそんなに難しくないかもしれない。でも、違約金は?
1億円もの高額な違約金に、夏琳はちょっと冒険する勇気が出なかった。
「写真を手に入れてくれさえすれば、どんな条件でも好きなように言ってくれ」林編集長は大口を叩いた。
「でも、海瑞の秘密を勝手に漏らしたら、最後はろくな目に遭わないわよ」
「それなら簡単だろう?海瑞の従業員が携帯を落として...あなたはただ拾っただけ。誰のせいにもできないだろう?最後に墨霆が追及しても、携帯を落とした人が悪いんだ。あなたじゃない」
夏琳は考えてみると、確かにそれなりの理屈があると思った。「私にはどんな利益があるの?」