第272章 もしあなただったら、私が欲しい?

カエイスタジオ、林編集長のオフィス。

夏琳が先ほどプログラマーにロック解除してもらうために出した携帯電話が、夕方になってようやく戻ってきた。

林編集長は少し緊張した様子で椅子に座り、回転させながら、ついに携帯電話のアルバムを開き、その中の写真を閲覧し始めた。

その中で最も多かったのは、唐寧と甄曼妮が海瑞のナイトパーティーでのPKだった。

林編集長は写真を見て、唐寧と甄曼妮の比較を目にした。実は彼の心の中では、唐寧の方が納得できた。結局のところ、何を着ても服と相互に引き立て合えるモデルはそう多くはないからだ。

しかし、彼は唐寧が男性を弄びながら白蓮花を装うことが気に入らなかった...

そう考えながら、林編集長は写真を下へとスクロールし続けた。嬉しいことに、アルバムの中から、唐寧と墨霆がかなり親密な写真を数枚見つけ出すことができた。特に、唐寧が酔っ払って墨霆の腕にぶら下がっている写真や、墨霆が唐寧をおんぶしてパーティーを去る場面の写真があった。