「うーん、何を入れたんだ!毒薬か……」陸景禮は最初吐き出そうとしたが、一瞬で表情が変わった。「うわ!めっちゃ美味い!これ何?外はサクサクで中はふわふわ!噛むとすぐ溶けちゃう!超うまい!どうしてこんなに美味しいんだ!」
「まだ胃をつかむのは無意味だと思う?」寧夕は腕を組んで余裕綽々と尋ねた。
陸景禮は頷きまくった。「意味ある意味ある!こんな料理上手な嫁がいたら、絶対毎日家で飯食うよ!」
最初は兄のことを同情していたけど、今となっては寧夕と結婚するのも悪くないかもしれないな!
「まだあなたの宝物たちを埋めたいの?」
陸景禮は真面目な顔をして言った。「いやいやいや、あなたの鍋こそが彼らの最高の行き先だ!これからは私の野菜を好きに摘んでいいよ!ただし、食事の時は私も一緒に!おお、このエビうまい、おおこのステーキもめちゃくちゃうまい、何のスパイス使ったの?俺も美食には慣れてるけど、こんな特別な味は初めてだよ!」
「秘伝のレシピをあなたに教えるわけにはいかないわ……ちょっとちょっと、もう十分でしょ、ゆっくり食べて、私たち三人はまだ忙しくて一口も食べてないのよ!」
「ごほん、すまん、座れよ座れよ!早く食べて!いやいやいや、ちょっと待って!写真撮ってSNSにアップしなきゃ!ニマ超うめぇ!小夕夕ちゃん、君にこんな腕があるなんて本当に意外だよ!」
陸景禮は言いながらパシャパシャと何枚か撮って、そしてSNSにアップした。コメント:おお!みんな!言っておくぞ!俺の未来のお姉さんの料理がマジで超うまいんだ!兄貴が羨ましすぎる!
「何をアップしたの?」寧夕は興味深そうに覗き込んだ。
陸景禮はすぐにスマホをしまった。「人のプライベートを勝手に覗くなんてどういうことだ!」
「プライベートじゃないでしょ、SNSにアップしたんだから!ふん、自分で見てやる!」寧夕は自分のスマホを取り出してSNSを開いた。どうせ陸景禮とは友達になっているんだから。
しかし、更新しても出てこなかった。
「くそ!陸景禮、一体何を書いたの?私に見せたくないような設定までして!」
「俺が何を書こうと勝手だろ!これは俺の自由だ!」
「でも写真に写ってる料理は私が作ったのよ!」
……