江牧野は興奮して言った。「どうせ後の撮影はすごく楽だから、今夜一緒にバーに飲みに行こうよ!」
寧夕は人差し指を立てて振った。「ごめんなさい。確かに今夜バーでリラックスするつもりだけど、一人で行くの。あなたは連れて行かないわ!」
江牧野は即座に怒った。「なんで俺を連れて行かないんだよ!」
寧夕は彼を横目で見た。「前回の騒動では足りなかったってこと?」
「あれは事故だったじゃないか。それに、あの件のおかげで広告の仕事も取れたじゃないか!」江牧野は正々堂々と言い返した。
「毎回そんなに運がいいとは限らないでしょう?江スター、お願いだから勘弁してよ。一人で遊びに行ってください。もう芝芝ねえさんに迷惑をかけたくないの!」
……
一時間後、Carlosバーにて。
Carlosバーには特徴があった。ここに来る客は、ほぼ全ての社会の下層階級、特に男性を排除していた。