第405章 このシナリオがヤバい!

「陸景禮の上司?」林芝芝はそう聞くと即座に首を振った。「それは越権行為です。そんなことをしたら、二少さまがお怒りになるでしょう。それに、陸氏グループの方々とは、私たちのようなレベルの者が連絡を取れるような相手ではありません」

寧夕はそれを聞いて笑いながら言った。「芝芝ねえさん、確かに越権行為は職場での大きなタブーですが、他の人なら私も提案する勇気はないでしょう。でも二少さまなら、あの性格で、こんなことを気にするでしょうか?」

林芝芝はそれを聞いて躊躇した。「それは…」

寧夕も理解していた。林芝芝は慎重に物事を進める性格で、それは実際とても良いことだった。ちょうど自分と補い合える関係だった。少し考えてから口を開いた。「芝芝ねえさん、二少さまのことを心配しているなら、私が保証します。絶対に問題ありません!