第727章 あなたは私にチュッとしてくれないの?

「冗談でしょ、私たちみたいな小物がそんな高級パーティーに招待されるわけないじゃない!」

「Nobleって王室や政府高官向けのブランドらしいわよ。そんなに知名度はないけど、絶対にChanelやTiffany、Armaniなんかよりも格が上なんだって!」

周りの人たちの話を聞きながら、梁碧琴は何気ない表情でバッグから精巧な招待状を取り出した。「あなたたちが言ってるのは、これのこと?」

「あっ!それそれ!碧琴、すごいじゃない!招待されたなんて!」女優の一人が羨望の眼差しで、その招待状を見つめ、目がキラキラしていた。「わぁ!この招待状、いい香りがする!さすが香水ブランドね!招待状までこんなに創意工夫が凝らしてある!」

「当然よ。今回は芸能界とファッション業界のビッグネームばかりが招待されてるって聞いたわ。碧琴の映画はどんどん人気が出てるし、今年のドラマも視聴率が高くて、2%を超えたのよ!招待されるのも当然のことね!」