第60章 超絶イケてる！

薛夕はこの試験をそれほど重要視していなかった。

　　彼女がもともとコンテストに参加したのは、勉強のためであり、成績などは特に気にしていなかった。結果発表の日、彼女はいつも通り起きて学校に行った。

　　階下では、薛おくさまと薛瑤はもはや表立って嘲笑うことはできなくなっていた。

　　このとき、薛おくさまが話していた。「瑤瑤、言っておくけど、人は謙虚でなければいけないのよ。何事も強がって、人に道を譲らないと、人に嫌われちゃうでしょう？見てごらん、あの子は自分が試験を受けられなくなっても、彼女を引きずり落とそうとする考えで、30分も邪魔をしたのよ。試験時間は全部で80分しかないのに。はぁ〜」

　　薛瑤は笑い、薛夕が階下に降りてくるのを見て、最後の一口を食べ終えた。「おばあちゃん、もういいよ。彼女は数学スターで全国1位を取ったんだから、全国連盟試験であまりにも悪い成績を取ったら、彼女の数学スターの成績を疑う人が出てくるわ」