第217章 集団ストライキ

薛夕は少し驚いて、振り返ると向淮がだらしなく立ち上がるのが見えた。「この授業、俺ももう聞かない」

  彼は立ち上がるとすぐに外へ歩き出した。

  薛夕:「…………」

  教室に残っていたのは小さな子を見るためだけだったのに、小さな子が追い出されたら、彼がここに残る理由なんてない?

  小さな子と一緒に罰として立たされるのも、考えてみれば結構面白そう?

  向淮は李先生の処罰について、すでに考えがあったが、ただ大勢の前で身分を明かしたくなかっただけで、だからずっと黙っていたのだ。

  うん、明日からこの李先生は出勤する必要がなくなるだろう。

  そう考えながら、彼は両手をポケットに入れ、ゆっくりと薛夕の側まで歩いてきて、小さな子と一緒に仲良く出ていこうとしたその時、また聞こえてきた——