薛夕は満足そうな表情で、秦爽に向かって言った。「当ててみて?」
秦爽は「…………」
冗談も言えるようになったなんて、この二人のデートをどれだけ満足しているかがよくわかる!
というか、向淮のことをどれだけ満足しているかが。
そして、夕さんのこの春の陽気な様子を見て、秦爽は唾を飲み込んだ。「あなたと義兄さん、まさか……初めてじゃないでしょうね?」
初めて?
薛夕は考えた。確かに初めてだ。
彼女は頷いた。
秦爽はさらに驚いた。「夕さん、大丈夫なの?初めてで三日間も続けて?」
薛夕は「……まだ続けたい」
「…………」
秦爽は口角を引きつらせた。「夕さん、あの、義兄さん疲れ果てちゃわないの?」
薛夕はゆっくりと答えた。「かなり疲れたみたい。結局、動き回らなきゃいけないから」