第354章 ママが来た!!【8更新で月票を求む!!】

リーダーの教師から昇進し、金メダルを取れば大きな賞金も…… こういったことを考えると、さっきの辛い気持ちを抑えることができた。

  彼女は携帯を手に取り、すぐにオリンピック数学チームのオフィスに電話をかけた。「もしもし、梁甘です。はい、チームを連れて帰ってきました。今すぐ仕事に行きます……」

  この言葉を聞いて、相手は口を開いた。「あ、梁甘さん、その、しばらく仕事に来なくていいです。」

  梁甘:???

  梁甘は呆然とし、しばらく携帯を見つめていた。「どういう意味ですか?私、疲れていません。飛行機の中で仮眠を取りました!」

  「そういうことではありません。まあ、正直に言いますと、今回のM国での引率performance考慮して、我々オリンピック数学チームはあなたを解雇することに決めました。はい、新しい仕事を探してください。」

  梁甘は目を見開き、整えた化粧も今の顔の歪みを隠しきれなかった。手に持っていたバッグが地面に落ちた。「なぜですか?私が何をしたというんです?」

  オリンピック数学チームの人が口を開いた。「あなたが何をしたか、自分でわからないんですか?出発前に、チームから何を言われましたか?あなたたち数人は華夏を代表しているんです。受験生同士が衝突した後、あなたはただ受験生に謝らせ、責任を押し付けるだけでした。この件の処理は国の面子を失わせすぎです!幸い、そこに人がいてくれて良かった。そうでなければ、外で言えば恥ずかしいことになっていたでしょう!華夏人が、いつから外で屈辱を受ける必要があるんですか?!」

  梁甘の瞳孔が縮んだ。彼女は理解した。誰かが告げ口をしたのだ!

  彼女は急いで口を開いた。「主任、そういう意味ではありません。私は……」

  「もういいです。我々は既に国際オリンピック数学チームの人に具体的な詳細を聞き、今回の付き添い教師や受験生たちにも状況を確認しました。真相はわかっています。あなたは解雇処分です。」

  相手はこう言うと、すぐに電話を切った。

  梁甘だけが空港の出口に立ち尽くしていた。彼女は拳を強く握りしめ、最後には怒りのあまり隣の壁を思い切り殴った。

  なんてことだ、こんなに運が悪いなんて!

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