第360章

李紫夏はそのリストを見渡した。

まず目に入ったのは劉昭の点数で、一番上に置かれていた。クラスで一番だということがわかる。その後に他の生徒たちが続いていた。

彼女は点数の高い順に下を見ていき、最後の列で特別枠の3人の後ろに点数が書かれていないのを見つけた。

李紫夏:…………

このリストには、大学入試を受けた学生の点数が印刷されていた。薛夕は大学入試を受けたが、実際には入試での選抜には参加せず、推薦入学の道を選んでいた。

だから大学入試合格者リストには、彼女の点数が載っているはずがない。

しかし、これが李紫夏の目に入ると、薛夕の点数が本当に高くないということになる。そうでなければ、このリストに点数がないわけがない。

彼女は首を振った。

そのとき、外出していた葉先生が戻ってきた。彼女は完全に呆然とした様子で、三観が揺らいでいるようだった。