第410章 ネット浄化!

薛夕はこのスレッドを開くと、中の罵倒はさらにひどかった。

——わぁ、私は彼女の両親を見たことがあるけど、見た目は普通だったのに、まさか人面獣心だったなんて。

——その誰かの誕生パーティーの話だけど、私も行ったわ。彼女の父親が他人にへつらう姿を目の当たりにしたけど、あの顔つきは本当に見苦しかった。彼らの家は製薬工場を経営してるって聞いたけど、みんな知ってるでしょう?製薬工場は初期投資が多いから、今はきっとお金がないんじゃない?あちこちで投資を募ってるみたいよ!

——彼女のお母さんの画家って、私も全然聞いたことないわ。きっと嘘なんでしょ!

——私もそう思う。誰もあんなに完璧な顔立ちには生まれないわ。あの顔は寸法通りに作られたみたいじゃない?整形してないなら、私は生放送で糞を食べるわ!

——コメント欄の薛さんへの悪意が大きすぎると思います。私たちはキャンパスクイーンを選んでいるのであって、彼女の両親とは何の関係もありません。それに整形については簡単に証明できます。幼少期の写真を出せば済むことです。

——私もそう思います。彼女に子供の頃の写真を出してもらえば、整形したかどうかすぐわかりますし、両親のことについては、中年の人々の苦悩としか言えません。真相がわからない以上、コメントは控えめにしましょう。これについて非難する価値はないと思います。

……

「夕さん、子供の頃の写真持ってる?出して、公開して、あいつらの顔を潰しましょう!」

謝瑩瑩は怒り心頭で、携帯のフォーラムに表示されているコメントを見つめながら、画面の中に入り込んで、その人を引っ張り出して殴りたい衝動に駆られた。

持ち上げては貶すやり方は、芸能界だけの話じゃないの?

キャンパスクイーンを選ぶだけで、こんなことする必要ある?!

数年前の選考の時も、アンチのスレッドはあったけど、こんなに激しくなかった!

李紫夏も頷いた:「そうよ、夕さん、子供の頃の写真を出して、あの嫉妬深い人たちの顔を潰しましょう。ただあなたの美しさを妬んでるだけよ。」

薛夕が整形しているかどうか、この二人には分かる。整形した鼻なら、夕さんみたいにこんなに無頓着でいられるはずがない。毎日男みたいに粗野な感じなのに。

薛夕:「……ないの。」