第450章 私が秦爽です！

ウェイボーを投稿してすぐに携帯が鳴り、彼が電話に出ると、マネージャーの声が聞こえてきた。「兄さん、次回ウェイボーを投稿する前に、私に一言言ってくれませんか？いつもびっくりさせないでください、お願いします！」

岑白は笑って言った。「結婚発表でもないのに、何を緊張してるの？」

マネージャーはすでにチームの広報部にネット上の反応を監視させていた。「いや、兄さん、このウェイボー、結婚発表と何が違うんですか？」

岑白は眉を上げ、もう一度携帯のウェイボーを見て、しばらくしてから笑って言った。「違いは大きいよ」

マネージャーは不安を感じ始めた。「兄さん、今後本当に結婚発表する時も、私に事前に言わないつもりですか？」

岑白は携帯をしまい、隅にいる少女の方を見つめ、深い眼差しで言った。「その時になってから」

「……兄さん、あなたのマネージャーとして、私が常備してるものを知ってますか？」

岑白は上機嫌で尋ねた。「何？」

「即効性ニトログリセリンです。兄さん、いつか使わなければならない日が来ないことを願っています！」

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隅っこにいる秦爽は、密かに後悔していた。

突然WeChat上で「旦那様」からメッセージが来た：【ウェイボー見た？】

秦爽は元気なく返信した：【うん】

旦那様：【大丈夫、怖がらなくていいよ】

秦爽：【怖くないよ、ただすごくイライラする。私がどうして推しの話題性を利用するなんて。番組に出た私って、本当にバカだった！】

旦那様：【……僕は君に利用されてもいいよ】

秦爽：？？？？

彼女はその言葉をしばらく見つめ、頬が徐々に赤くなってきた。すぐに慌てて顔を上げ、周りを見回して誰も見ていないことを確認してから、こっそり膝に顔を埋めた。

あぁぁぁ！

推しがこんなに上手く人を誘惑するなんて！

このままじゃ、彼女この嫁ファンは我慢できなくなっちゃう！

秦爽は頬を叩いて、熱を冷まそうとした。

それから咳払いをして、ゆっくりと返信した：【お兄さん、一つお願いしてもいいですか？】

旦那様：【？】

秦爽：【番組収録の時は、私を見ないで、話しかけないで、相手にしないでください！ネット上の人たちに私を叩かせてください。絶対にあなたに傷がつくのは許せません！】

旦那様：【……それは、もう遅いかもしれない】

秦爽：？？？