方怡は特殊部門のp10で、現在担当している事件は全て大きな事件ばかりで、このような小さな事件について尋ねるのは久しぶりだった。
この時、彼女がそのように尋ねても、鄭直は特に不適切だとは感じなかった。方怡は特殊部門で特別な立場にあるのだから。
鄭直は最近、自分が突然話せなくなった出来事について方怡に話した。子供の頃から守ると誓った姉に対して、彼は深い信頼を寄せており、真剣な表情で言った。「超能力者というのはそういうものだ。自分が他人と違うと思い込んで、異能を使って人をもてあそぶ。正規の訓練を受けておらず、心が曲がった超能力者を外に放置しておくのは危険だ!」
鄭直は一般人を見下していて、自分が異能を持っているという優越感があったが、法律を守らない超能力者はもっと軽蔑していた。