看護と聞いた時、夏天は完全に呆然としてしまった。大の男が看護を学ぶなんて、従姉はこれで自分が将来嫁を見つけられないか仕事が見つからないことを心配しているのだろうか。高等看護学科は女子学生が一番多く、今は男性看護師も少ないので、将来の競争力もあまりない。
しかし、自分の大学生活の5年間を本当に女子学生たちと一緒に過ごすことになるのだろうか。
そう考えると、夏天は本当に幸せに包まれたような気がした。でも、これは本当に艶福なのだろうか?
「高等看護学科に出願したの?」曾柔も驚いた顔で夏天を見つめた。
「従姉が僕のために出願してくれたんだ」夏天は今、言いたくても言えない苦しみを感じていた。早く知っていれば従姉に出願を手伝わせなかったのに、こんなにひどい目に遭うなんて。
「あなたの従姉、本当に優しいのね」曾柔はうなずいた。