第125章 天さんへの贈り物【第7更新】

帝皇KTVで、李明の腕前は確かにすごかった。こんな大きな個室も予約できるし、従業員たちも彼らにとても丁寧で、4、5つの大きなフルーツプレートを持ってきた。

李明がここでこんなに顔が利くのを見て、みんな非常に羨ましがった。

「みんな楽しんでね。ここのオーナーは僕の友達だから、何か欲しいものがあったら遠慮なく言ってよ。今日は僕のおごりだから」李明は気前よく言った。

李明はこの感覚を十分に楽しんでいた。他人が崇拝のまなざしで彼を見るこの感覚を。

「李明、やっぱりすごいね。こんな大きな個室、見たことないよ。きっと人気なんだろうね」クラス長が褒めた。

「まあまあかな。電話した時にはもう予約されてたんだけど、オーナーが僕が来るって聞いて、そのグループを追い出してくれたんだ」李明は得意げに言った。

「やっぱり明兄さんはすごいな」

「そうだよ、こんな大きな個室、俺、生まれて初めて見たよ」

「しかも従業員たちがこんなにたくさんのフルーツプレートを持ってきてくれたし」

クラスメイトたちは李明の腕前を褒めちぎり、李明もそれを楽しんでいた。

「明兄さん、さっきから皆さんがあなたにすごく敬意を払ってるのを見たよ。遊びに来てる人たちの中にもあなたを知ってる人がいるみたいだし、ここでの評判はかなりいいみたいだね」周一峰が褒めた。

「僕のおじさんの一人がここで見張り役をしてるんだ」李明はさりげなく言った。

これを聞いて、みんな非常に驚いた。今どきまだ生き残って見張り役をしている人といえば、絶対にすごい人物に違いない。厳しい取り締まりが始まってから、見張り役という呼び名はなくなった。今の見張り役と呼ばれる人たちは、オーナーと一緒に株主になっているんだ。

李明のおじさんもきっとここのオーナーの一人なんだろう。

「明兄さん、俺たちにも会員カードを作ってもらえないかな?今度来た時に割引とかできるように」さっき彼らは李明の手にある会員カードを見た。従業員の話では、それは30%割引のカードで、帝皇KTVで最高ランクの会員カードだそうだ。

「ハハハ、問題ないよ。今度みんなに一枚ずつ作ってあげるよ。でも30%割引じゃなくて、70%割引になるけどね」李明は微笑んだ。