夏天と林冰冰が部屋に1時間座っていた後、夏天は立ち上がった。
「行こう」夏天と林冰冰は部屋を出て、夏天は周囲を見回し、流沙の人々が全員撤退したことを確認した。
流沙の人々は24時間彼の家を監視していたが、常に2、3人がいるわけではなく、間欠的で、時には人数が多くなることもあった。
今ここに残っているのは流沙の人員1名だけで、夏天が出てくるのを見ると、その流沙の人は身を隠した。彼らは夏天を追跡せず、ここで待機している。
林冰冰は何も言わず、ただ夏天について外に向かって歩いていった。
「このメガネをかけて」夏天は林冰冰にメガネを投げた。
林冰冰はメガネをかけると驚いて言った。「蛍光粉か、そうか蛍光粉だったんだ。これを忘れてたなんて」
二人は蛍光粉の跡をたどって前に進んでいった。