第144章 大従兄が発狂した【第1更新】

方君年はもう狂いそうだった。彼はもう崩壊寸前だった。

  三人は窓際の席に座った。方君年も直接座り込んだ。彼と夏天が同じ列で、葉清雪と冰心が同じ列、方君年の向かいは冰心だった。

  冰心と葉清雪は注文票に猛烈に印をつけていた。

  「とりあえずこれくらいで」冰心は注文票をウェイターに渡した。

  夏天は注文票の内容を見て唖然とした。これだけの量なら10人分くらいあるのに、冰心は「とりあえず」と言っている。

  「アルコール鍋も忘れずに」夏天はウェイターに言った。

  「俺も大鍋がいい」方君年は不満そうに言った。

  「じゃあそっちのテーブルに座って。大鍋を注文してあげるよ」夏天は隣のテーブルを指さした。

  「ふん」方君年は冷たく鼻を鳴らした。「小鍋でいいよ」

  すぐに大鍋が運ばれてきた。その大鍋を見た時、夏天の顎が地面に落ちそうになった。この鍋はあまりにも大きすぎる。直径約80センチもある。さらに驚くべきものがやってきた。