夏天は直接病院に向かい、病院に着くと林冰冰の病室に行った。
「夏さん、こんにちは」林冰冰の病室の前で見張りをしていた二人の警官が夏天に挨拶した。これまでの出来事で、多くの人が夏天を知るようになっていた。錢たいちょうが林冰冰を守るために人を派遣する際、当然夏天を知っている二人を選んだのだ。
不必要なトラブルを避けるためだ。
「お二人ご苦労様です。もう帰っていいですよ」夏天は頷きながら言った。
「では私たち二人は先に失礼します。夏さんが何か必要なことがあれば、私たち二人を呼んでください」二人の警官はそう言って直ちに立ち去った。
林冰冰はすでに目を覚ましていた。
夏天を見ると、林冰冰は起き上がった。
「警花さん、僕に会いたかったんでしょ」夏天は笑顔で林冰冰を見つめた。