第486章 奇妙な教官

軍事訓練は大学で最も意義のあることの一つだ。みんなは嫌がるが、もし大学に軍事訓練がなければ、大学も意味のないものになってしまうだろう。

「え?僕を呼び戻したのは軍事訓練のためじゃないんですか」夏天は困惑して美脚の美人学科主任の方顏に尋ねた。

「もちろん違うわ。あなたは以前兵士だったし、きっと優秀な兵士だったはず。あなたに軍事訓練に参加させるなんて人材の無駄遣いよ。だから急遽決めたの、あなたに一班のクラス担任代理をしてもらって、今回の一班の軍事訓練も任せることにしたわ」美脚の美人学科主任の方顏は真剣に言った。

「えっ」夏天は完全に呆然としていた。彼はただの大学に入ったばかりの学生なのに、美脚の美人学科主任は彼に一班のクラス担任代理をさせ、さらに一班の軍事訓練も担当させようとしている。「一班の前のクラス担任は?」

「いないわ」美脚の美人学科主任の方顏はあっさりと答えた。

「いない?」夏天は困惑して美脚の美人学科主任を見た。

「そう、いないのよ。一班の特殊性のため、私は一班にクラス担任を配置していないの」美脚の美人学科主任は説明した。

「でも僕は忙しいし、どうやって彼らに軍事訓練をさせればいいんですか」夏天は憂鬱そうに言った。

「簡単よ。他の教官のように毎日来ることは求めないわ。でも時間があるときは必ず来てほしい。それに一班の人たちはあなたの言うことをよく聞くから、あなたが来なくても、何をするか指示すれば、彼らはきっと従うはずよ」美脚の美人学科主任は真剣に言った。彼女は以前から、この問題児クラスをどうするか考えていた。

後で彼女は突然夏天のことを思いつき、この決断をしたのだ。

「僕はやっぱり、おとなしく良い学生でいるべきだと思います」夏天は真剣に言った。

「あなたが同意しないならそれでいいわ。本当は言おうと思っていたんだけど、もしあなたが同意してくれたら、今後何かあっても私に休暇を申請する必要はないのに。こんなに気が進まないようだから、他の人を探すわね」美脚の美人学科主任の方顏は残念そうに装って言った。

「党のため、人民のため、祖国の次世代のために、私は決めました。このクラス担任代理と教官、引き受けます」夏天は正義の使者に変身したかのような、義に満ちた様子で言った。