二階。
方平はゆっくりとぶらぶらしていた。
彼は暇を持て余しているわけではなく、ただ魔武大學の一年生の水準を大まかに見たいだけだった。
自分の水準、特に実戦の水準について、方平はまだよくわかっていなかった。
彼が接触した武士は多くなく、知っている数人の武士のうち、王金洋は非人類で、譚振平は純氣血武者、黃斌は早々に死に、張永は一撃で他人の頭を粉砕した。
唯一戦った経験があるのは、あの邪教武者で、雑魚の中の戦闘機で、張永の拳が硬いことを示す以外に何の役にも立たなかった。
だから今でも、方平は自分の実力について明確な定義を持っていなかった。
彼は自分が三次骨精鍊を経ているので、あまり弱くないはずだと知っていたが、この弱さの程度も誰と比べるかによる。
王さんと比べても、相手は片手で自分を打ちのめしてしまう。
一階、二階は比較的平和だった。
一階ではほとんど争いがなく、二階でもめったになく、個別に睨み合いになっても、口喧嘩程度だった。
「お前も来たのか?」
「ああ、来た」
「何しに来たんだ、一階に行けよ」
「お前が来られるなら俺だって来られるだろ、なんで俺が来ちゃいけないんだ?」
「……」
このような馬鹿げた会話を、方平はさっき聞いたばかりだった。方平が彼らの傍を通り過ぎても、二人は全く反応しなかった。
三階に着いてようやく、方平は最初の戦いを目にした。
というか、戦いと呼ぶのは適切ではなく、気血の高い二人の普通人が喧嘩をしており、周りには野次馬が集まっていた。
気血が高いことには二つの利点がある。打たれ強さと持久力だ!
お互いに拳を交わし、楽しそうに戦っている。ここで気血が高いことの利点が現れる。体に当たっても痛くないし、力の消耗も少ない。この二人のペースなら、大樓が開くまで戦えそうだ。
「こんなのなら、俺一人で同時に十人と戦えるな……」
方平は心の中で判断した。この二人はまだ気血の極限には達していないはずだ。つまり149カード以下の気血だ。
戰法を練習していたとしても、それは花拳繡腿で、戰法と呼ぶに値しない。