第104章 武大は学校ではない!

二日目、新入生は休息。

新入生が休息すると、魔武大学全体が静かになったかのようだった。

朝、方平は日課の鍛錬を終え、朝食を済ませると、教職員宿舎区に向かう準備をした。

食堂を出たばかりのとき、方平は眉をわずかに上げた。

……

食堂の外に立っていた秦鳳青は、からかうような表情で腕を組んで笑いながら言った。「後輩くん、俺たちは縁があるね。」

「秦先輩。」

「あの時、後輩を見たときは、気血が弱くないだけで、二次骨精錬を成し遂げただけだと思っていた。まさか三次骨精錬だったとは、見る目がなかったよ。」

「秦先輩、お恥ずかしい限りです。三次骨精錬も数日前に達成したばかりなんです。」

「そうか、自分の目が本当にそんなに悪いのかと思っていたよ。」

秦鳳青は重荷を下ろしたかのように、顔に濃い笑みを浮かべた。ほら、私が見間違えたわけじゃない、彼が突破したばかりなんだ。

挨拶が終わると、秦鳳青は本題に戻った。「武道社を知っているか?」

方平はうなずいた。「知っています。ただ、詳しくは知りません。」

「歩きながら話そう。前回は後輩を案内する機会がなかったが、今回はできそうだ。」

秦鳳青が誘い、方平も断らなかった。彼と秦鳳青は一度会っただけだったが、今日は明らかに彼を待っていたようだった。

武道社に言及したからには、おそらく武道社に関係することだろう。

方平は、武道社が新メンバーを募集しているのかもしれないと推測した。

……

学生寮、教職員寮、家族寮……

これらの住宅棟は、すべて人工湖を囲むように建てられていた。

人工湖とはいえ、湖は小さくなく、100エーカー以上の大きさがあり、魔武の教職員や学生たちは、この湖を「避風港」と呼ぶのが好きだった。

実際、この人工湖には元々別の名前があったのだが、今ではほとんど誰も知らない。

秦鳳青も知らなかった。彼は方平に少し説明した後、笑いながら言った。「なぜ避風港と呼ばれているか知っているか?」

方平は軽く首を振った。

「時々、ここでしか安らぎを味わえないからだ。

住宅区を出て、学校の他の場所に行くと、争い、奪い合い、競い合うことになる。

学校だけでなく、外の世界も同じだ。