第二日、木曜日。
夜は相変わらず白若溪の専門知識の授業だった。
専門知識の授業と言っても、実際には皆知っていた。これは武大が彼らに武士の世界の基本的な知識を普及させているのだと。
6号棟。
この夜、白若溪はたくさんの印刷された紙を持ってきた。
クラスに到着するとすぐに、みんなに一部ずつ配った。
「今あなたたちが手にしているのは、現在最も権威のある宗師ランキングです。もちろん、華國の部分だけで、他の地域は統計に含まれていません。」
……
方平は実は以前にインターネットで宗師ランキングを見たことがあったが、ネット上のものはとても簡単で、しかもほとんどが商界の人々だった。
新しく手に入れたランキングは、ネット上のものとはかなり違っていた。
「宗師ランキング:
第1位:李振、軍部總司令、九級境界。
第2位:張濤、教育部部長、九級境界。
第3位:沈浩天、北方守護官、九級境界。
第4位:陳谷陽、東方守護官、九級境界。
……」
方平は簡単に目を通し、少し戸惑いを覚え、思わず隣の傅昌鼎に小声で尋ねた。「守護官って何?」
傅昌鼎は少し驚いた様子で彼を見つめ、しばらくしてから説明した。「君は本当にこういう政治的なことに無知だね。
華國では、中央政府が天下を統治している。
そして中央政府の下には軍部、教育部、諜報部があり、この三部は最強を謳っているが、実際には一つのことを見落としている。
それは各地の総督だ!
総督は、地方の大権を監督し、中央の直轄を受けているが、その間に実は権力機構がもう一つある。東南西北の四守護官だ。
普段、四人の守護官の主な任務は各方面を監督することで、総督の上司とも見なせるし、監督機構とも見なせる。
守護府の権限は非常に大きいが、管轄範囲も広く、ある特定の場所に常駐することはない……」
「そうなんだ?」
方平は眉をひそめて言った。「ネットには書いてなかったような気がする。」
「普通だよ。実際、守護府はとても控えめだし、正直言って、守護府の守護官の任命は、ほとんど誰も知らない。