傅昌鼎とはあまり長く話さず、方平はすぐに15号室を出た。
ところが出てきたばかりで、廊下で数人の女子学生に出くわした。
方平はまだ少し慣れていなかった。女子学生もここに住んでいるのだ。幸い全員が個室で、トイレも部屋の中にあるから、そうでなければ外に出るのも恥ずかしいところだった。
しかし、そうなると武大の学生たちも多くの体験を失うことになる。
ルームメイトがいないし、パンツ一枚で上半身裸のまま階全体を走り回る光景もない。
一区に住む女子学生は多くなく、二階はさらに少ない。向かってくる数人は方平も知っている顔ぶれだった。
趙雪梅、楊小曼、陳雲曦。
この三人は、現在の魔武大學の新入生の中で最も強い三人の女子学生だ。
方平を見て、趙雪梅は笑顔で挨拶した。楊小曼は愛想のない様子で、陳雲曦は恐る恐る方平を避けた。
彼女が恐れの表情を浮かべているのを見ると、明らかに以前の武道社の出来事を知っているようだった。
方平は軽く頷いただけで、特に何も言わずに自分の部屋に入った。
彼が入るやいなや、廊下にもう一人現れた。趙磊は方平の背中をちらりと見て、眉をひそめて言った。「方平は随分傲慢だな。女子が荷物を持っているのを見ても、手伝おうともしない。」
数人の女子学生は家から戻ってきたばかりで、手に荷物や小包を持っていた。
趙磊はそう言いながら、自ら進んで陳雲曦と楊小曼の手から荷物を受け取り、笑顔で言った。「次は何かあったら、声をかけてくれ。」
さらに楊小曼に向かって言った。「俺たち同じ指導教官だし、よそよそしくしないでくれよ。」
楊小曼は口をとがらせて何も言わなかったが、趙雪梅は不機嫌そうに言った。「私の分は持ってくれないの?」
趙磊は少し困った様子で、干笑いして言った。「もう一杯で……」
彼は両手に一つずつ荷物を持っていて、両手とも一杯だったので、明らかにこれ以上持てなかった。
そう言いながら、さらに付け加えた。「方平はお前と同じ指導教官だろ。あいつ本当に人情味がないな。」
彼と楊小曼の指導教官は唐峰で、趙雪梅と方平は呂鳳柔、陳雲曦は白若溪だった。