1月2日、唐峰と白若溪の二人が率いるチームが華東師範大學に向かった。
華東師範大學もキャンパスタウンにあり、魔武はキャンパスタウンの南部に位置し、華師は東部に位置している。
……
華師のキャンパス内を歩きながら、傅昌鼎は羨ましさのあまり目が赤くなった。
「美人が多いな!」
「南の方に美人が多いというのは本当だったんだ。でも、なんで魔武にはいないんだ!」
「まったく、最初から華師に来ればよかった……」
「……」
この男はぶつぶつと止まらず、隣にいた数人の女子学生の顔色は真っ黒になった。陳雲曦も含めて。
魔武には美人がいないって何だ?
彼女たちはそんなに醜いのか?
華師は文武両道の学校で、華師の武道學科は有名だが、文科も同様に有名だ。
南江のように、二つの武道學科を開設している学校が毎年100〜200人しか募集しないのとは違う。
華師は毎年武道學科で1000人もの学生を募集し、魔武とそれほど変わらない。
文科の募集はさらに多く、各学年少なくとも5000人だ。
人が多ければ、美人も当然多く見えるし、華師を志望する女子学生も確かに少なくない。
傅昌鼎は東西を見回し、趙磊たちも例外ではなく、華師の青春美少女が確かに魔武より多いことを認めた。
しかも武道學科の女子学生は、自分を磨く時間があまりなく、毎日何時間もかけて化粧や服装に気を使うこともできない。
華師と比べれば、当然差が出てくる。
……
一行が華師の体育館に到着すると、中からの歓声で耳が聞こえなくなりそうだった!
「華師華師最高!華師華師最強!」
「展鵬飛、愛してる!」
「陳宏偉、一位を目指せ!」
「魔武魔武負けろ!」
「……」
様々な掛け声が響き渡り、一同は呆然とした。魔武では、こんな光景を見たことがなかった!
魔武の学生は全部で6000人しかおらず、みな自分の用事で忙しく、誰も他人の対戦を見る暇なんてない。
方平たちが普段訓練する時も、参加者だけで、応援団なんてあるわけがない。
今や、華東師範大學の応援団は多すぎるほどだ!
体育館の観客席は今、人でびっしりと埋まっており、しかもほとんどが女性だ!